出典:apple.com
先日、新しいiPhoneであるiPhone 12シリーズが発表されました。ラインナップは「iPhone 12」「iPhone 12 mini」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」の4機種です。
今までずっと自分はAndroidを使っているのですが、デザインが自分の好みということもあり新しいiPhoneが欲しくなりつつあります。スペック等色々と調べてみているのですが、4機種の違いが正直よく分からなかったので今回その違いについてまとめてみようと記事を書いた次第です。
iPhone 12シリーズで違う部分
■カメラ
iPhone 12とiPhone 12 miniはカメラが2つ(超広角カメラ+広角カメラ)、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxはカメラが3つ(超広角カメラ+広角カメラ+望遠カメラ)搭載されています。
なおiPhone 12 Proシリーズの望遠カメラについて、iPhone 12 Proはf/2.0絞り値、iPhone 12 Pro Maxはf/2.2絞り値と若干の違いがあります。
またiPhone 12 Proシリーズのみ「Apple ProRAW」という機能が搭載されます(年内のソフトウェアアップデートで対応予定)。これはRAW撮影をネイティブ機能としてサポートするもので、AndroidではXperia 1 Ⅱ/Xperia 5 Ⅱが対応しています(Photography Pro、2020/10月時点)。
カメラの性能の比較をするのは難しいのであくまでスペック上での性能の比較とはなりますが、カメラの性能は
iPhone 12 = iPhone 12 mini < iPhone 12 Pro < iPhone 12 Pro Max
となるかと思います。
■LiDARスキャナ
LiDARスキャナとは「赤外線を使って奥行きを計測するセンサ」のことで、これがあるとARアプリを高速・高精度で活用できたり、暗所における写真撮影の性能が向上したりします。今回の機種でこのLiDARスキャナが搭載されているのはiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxだけです。
LiDARスキャナと専用のアプリ?を利用すると、室内等を3Dデータ化したりすることもできるみたいです。スマホで3Dスキャンができるって凄いですね。
■手ぶれ補正及びズーム性能
iPhone 12とiPhone 12 miniはいずれも光学式手ぶれ補正(広角)で、iPhone 12 Proはデュアル光学式手ぶれ補正(広角、望遠)です。さらにiPhone 12 Pro Maxにはセンサーシフト光学式手ぶれ補正(広角)が搭載されています。
光学式手ぶれ補正は手ぶれに合わせてレンズを動かすのに対し、センサーシフト光学式手ぶれ補正は手ぶれに合わせてイメージセンサを動かして光軸をセンサに正確に当てることができるので、光学式手ぶれ補正よりも補正能力が高いとされています。レンズに問わず補正を行えるようになるので、低照度の静止画撮影やビデオ録画の画質が向上するとも言われています。
また、ズーム性能についてiPhone 12とiPhone 12 miniは2倍の光学ズームアウト・最大5倍のデジタルズームで、iPhone 12 Proは2倍の光学ズームイン・2倍の光学ズームアウト・4倍の光学ズームレンジ・最大10倍のデジタルズーム、iPhone 12 Pro Maxは2.5倍の光学ズームイン・2倍の光学ズームアウト・5倍の光学ズームレンジ・最大12倍のデジタルズームとなっています。
■発売日
iPhone 12とiPhone 12 Proは「10/23(金)発売」(10/16(金) 21時予約開始)、iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxは「11/13(金)発売」(11/06(金) 22時予約開始)です。
■ストレージ及び販売価格
iPhone 12とiPhone 12 miniは64GB, 128GB, 256GB、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxは128GB, 256GB, 512GBがラインナップされています。
機種及びストレージの違いにより販売価格が異なります。価格については後述します。
■ディスプレイサイズ及び本体の大きさ・重さ
ディスプレイサイズはiPhone 12 miniが5.4インチ、iPhone 12とiPhone 12 Proが6.1インチ、iPhone 12 Pro Maxが6.7インチです。
また、iPhone 12とiPhone 12 Proは同じ大きさなのでサイズを比較すると
iPhone 12 mini < iPhone 12 = iPhone 12 Pro < iPhone 12 Pro Max
となります。歴代のモデルと比較すると
・iPhone 12 miniはiPhone SE(第二世代)よりも小さい
・iPhone 12(iPhone 12 Pro)はiPhone 11よりも小さい(iPhone 11 Proよりは少し大きい)
・iPhone 12 Pro MaxはiPhone 11 Pro Maxよりも少し大きい
※iPhone 12 Pro Maxは歴代で最も大きいiPhoneらしいです。
という感覚です。
■カラーバリエーション
iPhone 12とiPhone 12 miniは「ブラック、ホワイト、ブルー、グリーン、(PRODUCT)RED」、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxは「シルバー、グラファイト、ゴールド、パシフィックブルー」が展開されます。
■側面フレームの素材
iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxは側面のフレームがステンレススチールなので光沢があります。iPhone 12とiPhone 12 miniはアルミニウムです。
なお、iPhone 12 Proシリーズの側面フレームについて「ゴールドは他のカラーよりも耐久性が高い」という情報があるみたいです(ゴールド以外は物理蒸着法が用いられているが、ゴールドはHiPIMSというスパッタリング加工が用いられている)。
iPhone 12シリーズで共通している部分
■ディスプレイの品質
ディスプレイの大きさはiPhone 12 miniの5.4インチ、iPhone 12/iPhone 12 Proの6.1インチ、iPhone 12 Pro Maxの6.7インチで異なりますが、品質自体はどの機種も同じです。いずれも有機ELディスプレイ(Super Retina XDR Display)を搭載し、フルHD(1920×1080)以上の解像度を有しています(解像度は数値上ではディスプレイサイズによって若干異なりますが、ほぼ同じと考えて大丈夫だと思います)。
※ただし、標準の状態での画面の最大輝度はiPhone 12シリーズ(標準で最大625 nit)よりもiPhone 12 Proシリーズ(標準で最大800 nit)のほうが明るいです。HDR使用時は共に最大1200 nitで同じです。
■Dolby Vision対応HDRビデオ撮影対応
※どちらも対応していますが、iPhone 12シリーズは最大30fps、iPhone 12 Proシリーズは最大60fpsと最大フレームレートが異なるので注意してください。
■プロセッサ
いずれも新しいプロセッサである「A14 Bionic」を搭載しています。
■5G対応
■Face ID
■防水
■本体の厚み
サイズは機種により異なりますが、厚さに関してはいずれも7.4mmで同じです。
■MagSafe
MagSafeはiPhoneの背面にマグネットにより様々なアクセサリをくっつけることができる機能です。これにより、ワイヤレス給電を安定してできるだけでなくMagSafeに対応したアクセサリを使うことができます。
以上、主要な部分をピックアップして違いと共通点をまとめてみました。表にもまとめてみました。
調べてみて自分が感じたのは「どれも基本となる性能は対して変わらないのでは?」ということです。iPhone 12 miniとiPhone 12はサイズのみが異なる、iPhone 12シリーズとiPhone 12 Proシリーズはカメラとデザイン(本体の素材)が主に異なる、といった感じでしょうか。
最新のスペックのiPhoneをコスパよく使いたい方はiPhone 12シリーズ、Appleの持つ技術力を最大限に体感したい・LiDARスキャナや望遠レンズ、AppleProRAW等が少しでも気になっている方はiPhone 12 Proシリーズを買うのが良いのかなと思いました。
大きさで選ぶかカメラの性能で選ぶか悩むラインナップですね、、ベースとなるスペックはどれも同じで恐らくどれを買っても後悔はしなさそうなので、ライフスタイルで選んだり店頭で実際に触ってみて決めるしかなさそうだと感じました。
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