自分は昔から優柔不断で、選択する時は「どの選択を選べば良い結果になるだろうか」「後悔しないのはどの選択だろうか」「相手はどう思っているのか」とあらゆることを考えては”良い選択”を模索するので、いつも時間と体力をかなり使っていました。というより今でもそうです。友達の中には色んな物事を即決できる人もいたりして、即決できる人を見ると凄いなぁと羨ましく思います。
ここ数年、大学編入や就活等を経験する中で哲学的なこと(?)を度々考えるようになり、自分のことについても色々と考えています。自分の優柔不断さについても考えるようになりました。自分の場合、自己肯定感が低いために自分の選択に自信が持てない、性格的に慎重である(大胆に動けない)、良い結果を求めようとするのと後悔したくないという気持ちが強く働くという理由から多分選択するときに人一倍体力と時間を使っているんじゃないでしょうか。
この記事ではそんな優柔不断な自分が、判断をする上で最近持つようにしている思考について書いていきたいなと思います。同じように判断するのが得意ではないと感じている方のほんの少しでもお役に立てられる部分があれば嬉しいです。
考え方が大きく変わるきっかけとなった本
判断する時に心がけるようにしていること
自分の特性(強みや弱み、性格等)や思考パターン(○○な時に焦りがち、注目されると緊張して変な判断をしてしまう、等)を把握しておくと様々な場面において落ち着いた判断をしやすくなります。自分のことを客観的に捉えるにはメタ認知を活用することに加え、周りからどう見られているかという情報も必要であると思います。自分の場合、Twitterを使ったり周りの人のことを観察することで自分の立ち位置やどう見られているかを知り、自分について客観的に捉えています。
多くの場合直感で思ったことの方がじっくり考えて出した答えよりも合ってたりします。もちろん、直感だけで判断するとバイアスに惑わされたりしてしまうので直感がいつも正しいということはなく、じっくり吟味した方が良い場面もあります。大切なのは直感と熟慮、つまりシステム1とシステム2の働きとそれぞれの長所・短所を理解した上で、この2つの認知モードをうまく組み合わせて判断をすることです。
あらゆる場面において、自分のその時の目的や動機は何かを明確にすることは大切であると思います。何をしたいのか、何ができたら良いのか、どうしてそれをするのかといったことを明確にして内省できるようにすると自分が納得できるような、その場面に合った選択や行動をしやすくなると思います。
■できるだけ時間を空けて何度か考える
その場で決断しないといけない場合は除きますが、答えを出すまでにある程度時間をかけても良いような場合は「一度判断を出してからある程度時間を置いて再度判断し、これらの考えを組み合わせて答えを出すようにする」とより精度良く判断できるようになると思います。時間を置くと違った考えが出てきたり、思い出せなかった情報を活用して判断できるようになるので可能な限り時間を置きながら何度も考えるようにするとより良い判断ができると思います。
こうしたことを意識するようにしてから、以前と比較すれば落ち着いて・自信を持って・納得のできる判断をすることができるようになったと思います。もちろん優柔不断さが治ったわけではなく今でも判断する時は時間と体力を使ってしまうのは変わっていません。しかし、決断に全く踏ん切りがつかなかったり焦って選択して後悔するというのは多少は減ったかなと思います。
あと、色々と書いてみましたが「自分にとって良い結果となるような選択をする」ことと同じくらい「選んだ選択を良い方向に持っていくという考え方」も大切だと思うので、選択を間違えたらそこで終わりになるとは思わない方が良いかなと個人的には思います(自戒の意味も込めて)。
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